情報通信インフラを舞台裏で支える通信用鋼管柱です。
NTT向けの鋼管柱として高い信頼性を誇ります。
運搬・施工・外観の各種要求にお応え出来るラインナップを取り揃えています。
分割タイプの「かん合式鋼管継柱」は、節が無い外観でありながら、疲労強度に優れた強靭な継合を誇ります。
鋼管柱メーカーとして常にレベルアップを図り、今後も皆様の期待にお応えして参ります。
NTT向けの鋼管柱として高い信頼性を誇ります。
運搬・施工・外観の各種要求にお応え出来るラインナップを取り揃えています。
分割タイプの「かん合式鋼管継柱」は、節が無い外観でありながら、疲労強度に優れた強靭な継合を誇ります。
鋼管柱メーカーとして常にレベルアップを図り、今後も皆様の期待にお応えして参ります。
- 軽量
製品高さに応じて最適な材質を採用し、軽量化を実現。製品長さ8.0ｍタイプで90kg以下と、施工性と運搬性に富んだ鋼管柱です。
また上下分割し、さらに軽量化（8.0ｍタイプの上管で60kg）すると共に、運搬条件が悪い施工環境にも適用できる「かん合タイプ」も用意しております。
- 場所を取らない
地際部の柱管がφ178mm～と比較的細いため設置場所の占有面積を抑えられ、軽量化と相まって都市部の狭隘な場所にも設置可能です。
- 優れた防食・耐候性
全製品に溶融亜鉛めっき JIS H 8641溶融亜鉛めっき HDZT77 を施し、使用用途に応じて防食・耐候性に優れた熱可塑性ポリエステル樹脂系焼付粉体塗装を耐候性塗装として施しております。
- 環境配慮
熱可塑性ポリエステル樹脂系焼付粉体塗装は製造過程で有機溶剤を溶出しない、地球環境にやさしい製品です。
- 作業性と安全性の配慮
足場ボルト用のナットを柱体に埋め込んでいますので、通信機器の維持管理作業も容易です。
また、安全性を重視し足場ボルト用のナットに専用ネジを採用、第三者が容易に登れない対策も施しています。
品名表示
 |
 通信用鋼管柱の部材外観 （左2本は継柱タイプ、右端は一本タイプ） |
| 品名 | 塗装範囲 | 全長 (mm) |
末口径 (mm) |
元口径 (mm) |
質量 (kg) |
板厚 (mm) |
設計 荷重 (kN) |
|
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8.0-2 | LL鋼管柱 | 元口～1830mm | 8,000 | 80.0 | 177.8 | 90以下 | 2.5以上 | 1.96 |
| UC鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 9.0-2 | LL鋼管柱 | 元口～2000mm | 9,000 | 80.0 | 190.7 | 100以下 | 2.5以上 | 1.96 |
| UC鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 11.0-2 | LL鋼管柱 | 元口～2330mm | 11,000 | 80.0 | 216.3 | 143以下 | 2.5以上 | 1.96 |
| UC鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 8.0-4 | LL鋼管柱 | 元口～1830mm | 8,000 | 135.0 | 232.8 | 140以下 | 3.0以上 | 4.22 |
| UC鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 9.0-4 | LL鋼管柱 | 元口～2000mm | 9,000 | 135.0 | 245.0 | 170以下 | 3.0以上 | 4.22 |
| UC鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 11.0-4 | LL鋼管柱 | 元口～2330mm | 11,000 | 135.0 | 269.5 | 220以下 | 3.0以上 | 4.22 |
| UC鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 9.1-6 | LL鋼管柱 | 元口～2600mm | 9,100 | 160.0 | 269.5 | 230以下 | 3.0以上 | 6.10 |
| UC鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 9.5-16 | LL鋼管柱 | 元口～3300mm | 9,500 | 205.0 | 318.5 | 490以下 | 5.9以上 | 16.38 |
| UC鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 9.9-16 | LL細径鋼管柱 | 元口～3700mm | 9,900 | 160.0 | 267.4 | 550以下 | 8.1以上 | 16.38 |
| UC細径鋼管柱 | 全長 | |||||||
| 品名 | 塗装 範囲 |
かん合後 全長 (mm) |
部材長 (mm) |
末口径 (mm) |
元口径 (mm) |
質量 (kg) |
板厚 (mm) |
設計 荷重 (kN) |
|
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8.0-2 | AE鋼管継柱（上管） | 無し | 8,000 | 5,800 | 80.0 | - | 60以下 | 2.5以上 | 1.96 |
| UC鋼管継柱（上管） | 全長 | 5,800 | 80.0 | - | |||||
| AE,UC鋼管継柱（下管） | 全長 | 2,650 | - | 177.8 | 40以下 | ||||
| 9.0-4 | AE鋼管継柱（上管） | 無し | 9,000 | 6,100 | 135.0 | - | 100以下 | 2.5以上 | 4.22 |
| UC鋼管継柱（上管） | 全長 | 6,100 | 135.0 | - | |||||
| AE,UC鋼管継柱（下管） | 全長 | 3,500 | - | 269.5 | 90以下 | ||||
施工手順
人力施工（9ｍ設計荷重400kg 継柱タイプの施工例）
試験および開発
 継柱の開発 |
 継柱かん合試験 |
運搬が容易
 継柱の小型船舶での離島への運搬 |
 9.0-4AE鋼管継柱の2ｔ車での搬入 |
施工例
| 基地局柱 | 基地局柱 | アンテナ柱 |
|---|---|---|
 架線交錯立地での施工例 |
 運搬が困難な狭小地での施工例 |
 カラー鋼管柱（国立公園内） |
| 支持柱 | 支持柱 | 基地局柱 |
 UC仕様（全塗装仕様）の施工例 |
 鉄道での施工例 |
 携帯電話基地局の施工例 |
- 技術仕様に関して
Q1. 鋼管柱の耐風性能はどの程度ですか？
A. 搭載物や架線、地域の風速条件と鋼管柱の設計荷重によって強度検討を行う必要があります。
各品種の設計荷重については「構成・仕様詳細」の項目を参照ください。
Q2. 鋼管柱の塗装仕様はどのように選定すればよいですか？
A. 全ての製品について内外面を含む柱全体を溶融亜鉛めっきしており、一般に腐食条件が
厳しいとされる地際部分から下についてはめっきの上に耐候性塗装を施しています。
海岸近くなどの塩害地域や温泉地域などの腐食環境が厳しい地域で使用される際は、
柱の外面全体に耐候性塗装を施したUC 仕様をお勧めします。
- 施工・設置に関して
Q3. 狭い場所でも設置できますか？
A. 軽量なため、サイズによっては人力での施工も可能です。また鋼管継柱は運搬性にも優れるため
車両が入れない現場への人力での運搬や、離島への小型船舶での運搬もしやすくなっています。
Q4. 分割タイプの施工方法は？
A. 上下分割式の鋼管継柱は現場での組立が可能で、重機を使用せずに人力での施工も可能です。
- 環境配慮に関して
Q5. 環境に配慮された製品ですか？
A. 鉄鋼製品は社会の中で役割を終えた後、スクラップとして回収され再び新たな鉄鋼製品の
原料として再利用されています。鉄でできている通信用鋼管柱も環境にやさしい製品と言えます。
また、リサイクル由来の鉄資源を使用した通信用鋼管柱の製造にも取り組んでいます。
