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お知らせ

2025/07/09
合成スラブ用デッキプレート「スーパーEデッキ(EZ50、EZ75)」
開口補強緩和工法『e-works+開口緩和』の適用範囲拡大について

 日鉄建材株式会社(代表取締役社長:新城晃)(以下、日鉄建材)は、合成スラブ用デッキプレート「スーパーEデッキ」を用いた合成スラブ開口補強緩和工法『e-works+開口緩和』の対象デッキプレート及び適用範囲を拡大し、この度(一財)日本建築センターの構造評定を更新しました。


 従来、デッキ合成スラブに開口(φ150mm超)を設ける際、所定の鉄筋補強が必要であり、現場では鉄筋施工や配筋検査などの手間が生じていました(図1)。日鉄建材はその点に着目し、2023年3月に「スーパーEデッキ(EZ50)」を対象として□300mmの開口までは耐力補強用の鉄筋を不要とする技術開発を行い、『e-works+開口緩和』として市場導入を行いました(図2)。その中で、ユーザーから「スーパーEデッキ(EZ75)」への展開を希望する声が多く寄せられたことから、この度「EZ75」をメニューに追加しました。更に実大サイズでの検証試験や解析による安全性の確認により、デッキ支持スパンに対する開口率の緩和(12%→25%)や開口位置の制約を無くすなど、大幅な適用条件緩和により使い易さを向上させました(図5,6)。本工法は、新設の建物のみならず、既設建物の床に新たな開口を設ける(鉄筋補強ができない)場合にも適用可能です。


 建設現場での人手不足が叫ばれている昨今、EZ50及びEZ75を用いるだけで省力化やコストダウンが可能となる合理的工法です。日鉄建材は、今後も省力化・環境配慮などユーザーニーズに応じた商品・技術を提供し続けてまいります。


図1 既存補強方法 図2 e-works+開口緩和


図3 EZ50 図4 EZ75


図5 開口率 図6 開口位置



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【本件に関するお問い合わせ先】 
   日鉄建材株式会社 建築技術部 商品技術室  
   TEL:03-6625-6150