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2024/12/12
日本製鉄グループの低温靭性保証鋼「NSLT®」シリーズに
冷間ロール成形角形鋼管「BCR295-LT」を追加

 日鉄建材株式会社(代表取締役社長:美濃部慎次)(以下、日鉄建材)は、日本製鉄グループが展開提供している低温靭性保証鋼「NSLT®」シリーズに、冷間ロール成形角形鋼管「BCR295-LT」を追加しました。既にメニュー化している冷間プレス成形角形鋼管「BCP325B-LT、BCP325C-LT」と合わせ、需要が高まっている冷凍冷蔵倉庫向けの柱材として、安定した性能と品質をご提供いたします。


 近年、共働き世帯や単身世帯等の増加、中食文化の台頭など生活環境の変化に伴い冷凍食品の消費量が拡大しています。このような状況下、既存の大型冷凍冷蔵倉庫は、2023年時点で築年数40年以上の割合が約33%を占めており、老朽化と合わせて耐震性能が懸念されています。また、2024年問題により運転手の残業規制が強化されたこともあり、コールドチェーンを支える冷凍冷蔵倉庫が不足しており、新規・建替え需要が高まっています。
 これまで、冷凍冷蔵倉庫の構造は、鉄筋コンクリート造が主流でしたが、近年では防熱技術の進歩や施主の短工期・低コストニーズもあり、鉄骨造での建設が増加傾向にあります。この様な中、日鉄建材は、冷間ロール成形角形鋼管BCR295で低温靭性を保証した製品「BCR295-LT」を開発、日本製鉄グループの低温靭性保証鋼「NSLT®」シリーズに追加しました。既にメニュー化している低温靭性保証冷間プレス成形角形鋼管「BCP325B-LT、BCP325C-LT」と合わせ、中小規模から大規模の冷凍冷蔵倉庫の柱に適用でき、低温下の厳しい温度環境においても、常温時と同等の性能を発揮します。
 日本製鉄グループの低温靭性保証鋼「NSLT®」シリーズは、外法一定H形鋼「ハイパービーム®」、厚板、溶接材料をラインナップしており、冷凍冷蔵倉庫の構造部材としてご活用いただけます。

 日鉄建材は、引き続き環境変化に対応した新たな技術・商品を提供し続ける共に、建築構造物の安全性・経済性向上に貢献してまいります。

(「NSLT」,「ハイパービーム」は日本製鉄株式会社の登録商標です。「-LT」はLow Temperatureの略称です。)


【表】低温靭性保証鋼の種類、規格、シャルピー吸収エネルギー


【ニュースリリースPDF】 ダウンロードはこちらをクリック

【本件に関するお問い合わせ先】 
   日鉄建材株式会社 建築技術部 商品技術室  
   TEL:03-6625-6150