日鉄建材株式会社(代表取締役社長 美濃部慎次)の回転圧入鋼管杭「NSエコスパイラル®工法*」が、同工法初の海外案件として、バヌアツ共和国テオウマ橋の基礎に採用されました。
テオウマ橋は、首都ポートビラのあるエファテ島最大河川であるテオウマ川に架かる橋梁で、2015年のサイクロンにより被害を受けました。これを完全復旧し、橋梁の強靭化並びに経済活動の維持及び各種サービスへのアクセスを確保することを目的に、日本政府ODAの一環として事業が進められています。
基礎工法の選定では、地盤が軟弱で支持層が深いという現地条件に対し、杭長を短く設定でき、施工ヤードもコンパクトで環境性に優れている点で同工法が評価されました。
杭の施工は、株式会社エムオーテック様により約2カ月間で全数完工しています。
今後も国内での豊富な施工実績を踏まえ、海外インフラ市場において、同工法を通して社会貢献出来るよう普及に努めていく所存です。
*「NSエコスパイラル®工法*」
スパイラル状の羽根を設けた鋼管杭で小型杭打機にて木ネジの要領で地中へ直接ねじ込む工法。
羽根と地盤が一体挙動することで大きな周面支持力が発揮され、支持層が深い場合でも杭長を短く抑えることで工期短縮に寄与。(2010年㈳土木学会の技術評価取得)
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【本件に関するお問い合わせ先】
日鉄建材株式会社 土木商品部 エコパイル商品営業室
TEL:03-6625-6310