日鉄建材株式会社(代表取締役社長:中川智章)は、柱はりノンダイアフラム接合部材「NDコア
®」の適用範囲を拡大し、新たにブレースの取付を可能にする技術開発に成功し、(一財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しました。
NDコア®は角形鋼管(コラム)柱-H形鋼はりの接合部を部品化し、ダイアフラムを不要とすることで鉄骨加工において同部位の溶接施工の大幅な省力化を実現した商品で、溶接箇所を従来の1/2から
1/3程度に減らすことが可能で、コストおよび工期を10~30%程度削減できます。
溶接接合部は、耐力・剛性・靱性等の性能確保から高度な品質・技術を要求され、近年の溶接技能者・管理者の不足から、鉄骨加工業界では省力化ニーズが高まっています。2009年のNDコア販売開始以降、順次サイズ拡大を図り、□150 から□400 までを商品化し、お客様のニーズにマッチさせることで、既に累計20万個を超える販売実績をあげています。
今回、ブレースの接合へ適用拡大したことで、設計自由度の向上やファブリケーター様の短工期や省力化・効率化の要望にお応えできると考えております。
今後とも鉄骨構造に関連した技術開発・商品開発を通じて建築構造物の安全性・経済性向上に寄与していく所存です。
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